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星二つもらった

日記

 普通の他人から自分の書いたものが評価された。初めてのことだ。

 

 恥ずかしながら十年以上作家志望をやっている三十歳、つまりかなりどうしようもない人間なのだけど、先月初めてネットの小説投稿サイトに小説をのせてみたのだ。カクヨムに詩と短編を。ただしあまりにも自意識過剰なため、キャッチコピーとかタイトルとかジャンル設定とかはかなり手を抜いて、わざと人目につかないように地味に地味に投稿した。もちろん、このブログを読んでなぜかぼくに興味を持った人がいたとしても絶対にたどりつけないよう名前も変えている。当然ながら知人にも誰にも言っていない。つまり、道端でごみをポイ捨てするように文章を投稿したにすぎない。それでも数人の方が読んでくれて、応援してくれて、中には星をつけてくれる人すらいた。

 

 不思議な話だ。

 

 

 

 

 ところで、注文していたナボコフの文学講座とマンスフィールド荘園が届いた。計算したところ一日ニ十ページ読めば一月で分量を読み切れる計算だった。年明けからはじめようと思う。これが軌道に乗ったらだいぶいい気がする。

 あと今更ながらカフカのおもしろさがわかってきた。カフカは高校生のときに義務的に『審判』を読んで、とりあえず最後まで読んで、おもしろさがよくわからずずっと放置していたのだけれど、ボラーニョのネズミの短編をきっかけにして元ネタの歌姫ヨゼフィーナを読んでみたかったので『カフカ寓話集』を買ってきたのだ。それでまたヨゼフィーナは読んでいないのだけれど、冒頭から普通におもしろかった。