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守護霊の微笑み

日記

 例によって心が折れている。

 

 わからん。

 エクスリブリスを全て読んでいる作家志望と、ナボコフの文学講義及びそこで挙げられている小説を全部原語で読んでいる作家志望だったらどっちになるべきか。どっちにもなるべきなのはわかっている。でも両方同時に賭けるのは凡人には無理だって最近気がついた。気がつくのが遅い当たりますます低能っぽくてどうしようもない。もう二月が終わる。くそすぎる。

 ところで、なぜかぼくの守護霊が後者をやれとずっと言ってくる。どうして前者じゃなくて後者なのかがわからない。正直ヘモンみたいな作家はもっとたくさんいるはずだ。一刻も早くそうした作家と巡り会いたい。だから現代小説を読んでボラーニョやヘモンみたいな人間を見つけることで得られる利益はかなり大きい。ならエクスリブリスを読めばいいじゃんという話なのだけれど。ぼくはなぜか迷っているし守護霊はナボコフを読めと喚き続けている。

 「どんな試練も永遠ではない」守護霊が突然耳元でつぶやいた。意味が分からない。いや、少しわかる気がする。ナボコフの文学講義は永遠に続いているわけではない。終わりがある。しかし現代文学は永遠に続いていく。今を追いかける営みはいつまでたっても終わらない。だからまずは終わりがある方に手をつけろと、そういうことだろうか? そう思って守護霊を見上げると彼(?)はにっこりと笑った。

 

 だからぼくはそうすることにする。